『戦争とトラウマ〜不可視化された日本兵の戦争神経症』著者 中村江里さんインタビュー

不可視化された日本兵の戦争神経症

吉川弘文館 2017年



アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で患者はどのような処遇を受けたのか。また、この病の問題はなぜ戦後長らく忘却されてきたのか。さまざまな医療アーカイブズや医師への聞き取りから忘却されたトラウマを浮かび上がらせ、自衛隊のメンタルヘルスなど現代的課題の視座も示す注目の一冊。


【著者:中村江里 プロフィール】

1982年山梨県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了(社会学博士)。2020年10月より広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。主要著作に、『戦争とトラウマ―不可視化された日本兵の戦争神経症』(吉川弘文館、2018年)、「アジア・太平洋戦争と軍事精神医療」『日本史研究』(691号、2020年3月)。近刊論文として、“Male Hysteria in Modern Japan: Trauma, Masculinity, and Military Psychiatry during the Asia-Pacific War” in Traumatic Pasts in Asia edited by Mark S. Micale and Hans Pols (New York: Berghahn Books)。


【インタビュアー:藤本大士 プロフィール】

2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(科学史・科学哲学)、博士(学術)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:京都大学大学院教育学研究科)。専門は近代日本医学史。