第35回 松方冬子さんインタビュー『洋学史研究事典』

思文閣出版 2021年



BLA35回目のゲストは2021年に思文閣出版より出版された『洋学史研究事典』の編者のお一人、松方冬子さんです。インタビュアーは『医学とキリスト教』の著者で、第28回のBLAゲストでもある藤本大士さんです。

【著作概要】
洋学史研究は、内外の史料に恵まれ、大きな蓄積を持つが、とくに地域洋学史研究の進展が内外に十分発信されていなかった。そこで、現状の打破と現段階までの研究成果を反映させた新たな研究指針となるような事典として『洋学史研究事典』が編集された。本事典では、洋学史研究を研究篇(グローバル)と地域篇(ローカル)に分けて執筆し、地域篇では47都道府県の洋学史研究の現状と成果を一堂にみることが初めてできるようになった。研究篇では、人・モノ・情報の交流を意識して、洋学研究に重要な人物・項目を網羅したほか、従来扱われなかった項目もあげた。通覧することで、様々な国際交流があったことがみえてくるだろう。


【著者:松方冬子 プロフィール】

1993年、東京大学大学大学院(国史学専攻)単位取得退学。東京大学史料編纂所助手、同助教授、同准教授を経て、同教授。博士(文学)(2008年、東京大学)。主要著作に、松方冬子『オランダ風説書と近世日本』(東京大学出版会、2007年)、松方冬子『オランダ風説書:「鎖国」日本に語られた「世界」』(中公新書、2010年)、松方冬子ほか編、日蘭交渉史研究会訳『一九世紀のオランダ商館』(上・下)(東京大学出版会、2021年)、松方冬子編『オランダ語史料入門:日本史を複眼的にみるために』(東京大学出版会、2022年)など。


【インタビュアー:藤本大士 プロフィール】

2010年、早稲田大学人間科学部卒業(科学史・科学論)。2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(科学史・科学哲学)、博士(学術)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:京都大学大学院教育学研究科)。専門は近代日本医学史。主要著作に『医学とキリスト教:日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)。