今回は2025年にRoutledgeより出版された『Medical Women in the Japanese Empire〜Sources and Critique』の編者のお一人である藤本大士さんにお話を伺いました。インタビュアーは岩間有希奈さんです。
【著作概要】
本書は、日本語・中国語・朝鮮語の一次史料の翻訳とその分析を通じ、帝国日本において女性医師、看護婦、産婆、栄養士として働いた女性たちの多様な経験を明らかにする。日本という国家および帝国は、彼女たちにとって機会ともなり、制限ともなった。本書は、彼女たちが当時の女性に対する規範にいかに向き合い、女性のための新たな空間を切り拓こうとしたか、あるいは、医療の機会を求めて国境や地域的境界を越えた、あるいは越えなければならなかったかなどを示す。
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【ゲスト:藤本大士 プロフィール】
2010年、早稲田大学人間科学部卒業(科学史・科学論)。2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(科学史・科学哲学)、博士(学術)。現在、ハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズ・センター講師。専門は近代日本医学史。主要著作に『医学とキリスト教〜日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)。
【インタビュアー:岩間有希奈 プロフィール】
東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程2年。専門はドイツ近現代史、ジェンダー史。関心はヴァイマル期およびナチ期ドイツの女性医師の国際関係について。博士前期課程修了後、2018年より5年間東邦大学にて額田記念東邦大学資料室を担当し、女性への理科系教育の歴史を扱う。