今回は2025年に雄山閣より出版された『「わだつみ」の歴史社会学〜人びとは「戦争体験」をどう紡ごうとしたのか』の著者である那波泰輔さんにお話を伺いました。インタビュアーは門脇愛さんです。
【著作概要】
戦没学生という悲劇を繰り返さないこと、平和のために寄与することを活動の根幹に据えている「わだつみ会」。「わだつみ会」のそれぞれの時期の活動内容や特徴などに焦点を当てることで、「戦争体験」がどう捉えられ、いかにして向き合われていったのかを描くとともに、戦後日本の歴史が、「戦争体験」を語り継ぐという行為にどのような影響を及ぼしていったのかを明らかにする。
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【ゲスト:那波泰輔 プロフィール】
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。現在、成蹊大学 社会調査士課程室 調査・実習指導助手。社会理論・動態研究所所員。専攻分野は歴史社会学。主な業績として「ハチ公像が時代によってどのように表象されたのか〜戦前と戦後以降のハチ公像を比較して」(『年報カルチュラル・スタディーズ』vol.2 2014年)、「わだつみ会における加害者性の主題化の過程〜一九八八年の規約改正に着目して」(『大原社会問題研究所雑誌』764号 2022年)、「『わだつみ』という〈環礁〉への航路〜ミュージアム来館者調査から」(清水亮・白岩伸也・角田燎編『戦争のかけらを集めて〜遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践』 2024年)。
【インタビュアー:門脇愛 プロフィール】
東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻修了、修士(文学)。2015年よりわだつみのこえ記念館でのボランティアに従事する。専攻分野は文化資源学。