『帝室劇場とバレエ・リュス〜マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ』(著者 平野恵美子さんインタビュー)

マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ

未知谷 2020年



『帝室劇場とバレエ・リュス〜マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ』を出版された平野恵美子さんにお越しいただき、ご自身の著作について語っていただきました。この著書で第71回芸術選奨「評論等部門」文部科学大臣新人賞を受賞されました。(インタビューアー:山本和行さん)

【著作概要】
バレエ王国ロシアで生まれたチャイコフスキー作曲の三大バレエ、20世紀の「バレエ・リュス」、19世紀以前のロシア・バレエ史の流れを、政治や歴史的な事象の反映として捉え直そうと試みた。特にバレエにおけるロシア的なものへの回帰としての《火の鳥》の誕生に注目した。また、当時のオペラとバレエのレパートリーと上演回数を集計し、上演作品の傾向などを客観的に知ることのできる資料を添付した。


【著者:平野恵美子 プロフィール】

平野恵美子 東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。東京大学大学院で博士(文学)の学位を取得。バレエを中心とするロシア芸術文化の研究・執筆に携わる。ワルシャワ大学客員講師、東京大学助教等を経て、現在、中京大学教養教育研究院特定任用教授、神戸市外国語大学客員研究員、洗足学園音楽大学非常勤講師、日本アレンスキー協会会員ほか。共訳『ラフマニノフの想い出』(水声社、2017)。『帝室劇場とバレエ・リュス』(未知谷、2020年)で第71回芸術選奨「評論等部門」文部科学大臣新人賞受賞。


【インタビュアー:山本和行 プロフィール】

天理大学在学中に台湾へ留学し、台湾の友人たちと交流を深めるなかで日本と台湾の歴史的な接点に興味を持ち、旅行会社などに就職後、あらためて大学時代の興味関心を深めたいと思い、京都大学大学院教育学研究科に進学し、日本による台湾の植民地統治、およびそこで形成・展開される教育制度の形成・展開過程を研究テーマに選びました。 BLAでインタビューしていただいた本を出版してからは、植民地期の学校教員の歴史的位置や、教員を取りまく社会的状況、あるいは現代的な課題として、今の台湾の学校に残されている植民地統治期の学校関連資料の所在などに関心を持っています。 また、教職課程の教員として天理大学に職を得てからは、教員養成をめぐる歴史的・社会的な課題や、歴史的な視点から考える大学教育の方向性、あるいはICTを活用した授業方法の検討などにも関心を持つようになりました。