『持たざる者たちの文学史〜帝国と群衆の近代』著者 吉田裕さんインタビュー

帝国と群衆の近代

月曜社 2021年



【著作概要】
世界文学と民衆史の交点から紡ぐ群衆論の新地平――なぜデモや抗議活動の参加者は群衆や暴徒と名指されるのか。なぜ人が集まると危険とみなされるのか。本書ではこれらの眼差しの起源を植民地統治にみる。英米文学からカリブ/アフリカ文学までを扱い、植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民、民衆という主体へと肯定的に読み替えたかをたどる。ジョウゼフ・コンラッド、C・L・R・ジェームズ、リチャード・ライト、ジョージ・ラミング、グギ・ワ・ジオンゴらをめぐる、新たな第三世界文学論。


【著者:吉田裕 プロフィール】

1980年生。東京理科大学准教授。一橋大学言語社会研究科博士課程後期修了。専門はカリブ文学および思想、文化研究。共著に『国民国家と文学―植民地主義からグローバリゼーションまで』(作品社、2019年)など。訳書にジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』(月曜社、2019年)、ノーム・チョムスキー『複雑化する世界、単純化する欲望―核戦争と破滅に向かう環境世界』(花伝社、2014年)、ニコラス・ロイル『デリダと文学』(共訳、月曜社、2014年)、ポール・ビュール『革命の芸術家―C・L・R・ジェームズの肖像』(共訳、こぶし書房、2014年)など。


【インタビュアー:松田ヒロ子 プロフィール】

神戸学院大学現代社会学部准教授。オーストラリア国立大学Ph.D (History)。 経歴の詳細 https://researchmap.jp/hirokomatsuda