『「戦争孤児」を生きる〜ライフストーリー/沈黙/語りの歴史社会学』著者 土屋敦さんインタビュー

青弓社 2021年



【著作概要】
第2次世界大戦で親を失った戦災孤児・戦争孤児は、戦後70年にあたる2015年まで多くを語らず、「沈黙の70年」を生きてきた。彼・彼女たちはなぜ沈黙してきたのか。これまでの人生で何を経験してきたのか。当事者たちにロングインタビューをおこない、これまで歩んだ生活実態を明らかにする。


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【ゲスト:土屋敦 プロフィール】

関西大学社会学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。歴史社会学、福祉社会学、子ども社会学、家族社会学。著書に『はじき出された子どもたち〜社会的養護児童と「家庭」概念の歴史社会学』、共編著に『孤児と救済のエポック〜十六~二〇世紀にみる子ども・家族規範の多層性』(ともに勁草書房)、共著に『多様な子どもの近代〜稼ぐ・貰われる・消費する年少者たち』(青弓社)、論文に「『保護されるべき子ども』と親権制限問題の一系譜〜児童養護運動としての『子どもの人権を守るために集会』(1968-77年)」(『子ども社会研究』第23号)など。


【インタビュアー:三品拓人 プロフィール】

日本学術振興会特別研究員(PD)。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。家族社会学、子ども社会学。論文に「児童養護施設で暮らす小学生男子たちにとっての〈友人〉〜子ども同士の関係の質的な違いに着目して」(『ソシオロジ』64巻3号)、「児童養護施設における子ども間の身体的な暴力の社会学的検討〜施設内における「男子性」の凝縮に着目して」(『フォーラム現代社会学』18号)、「児童養護施設に住まう子ども間の「差」と職員の葛藤〜子どもの多層性に着眼して」(『社会的養護研究』1号)など。