『同定の政治、転覆する声〜アルゼンチンの「失踪者」と日系人』著者 石田智恵さんインタビュー

アルゼンチンの「失踪者」と日系人

春風社 2020年



【著作概要】
1970年代、アルゼンチン軍事政権による反政府活動家の弾圧が生み出した大量の「失踪者」、その中には日本人移民の子どもたちがいた—死体なき「強制失踪」という国家テロリズムと、日常的な人種主義、両者を転覆しようとする、日系失踪者とその親族たちの闘いを文化人類学的視点から描く。


【著者:石田智恵 プロフィール】

早稲田大学法学学術院准教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。アルゼンチンにおけるナショナリティ/人種に関する人類学的研究。近年は20世紀後半独裁体制下の国家暴力に関する「記憶」、「正義」を問う市民運動に関心を持ち、ブエノスアイレスで調査をしている。共編著に『異貌の同時代〜人類・学・の外へ』(以文社、2017年、収録論文「個人の登録・消去・回復〜アルゼンチンと同一性の問題」)など。


【インタビュアー:北田依利 プロフィール】

米国ラトガーズ大学・歴史学研究科・博士課程在籍。歴史学、とくに米国内およびアジア太平洋地域のジェンダー/セクシュアリティ・人種と、脱植民地主義的な歴史叙述の方法論を勉強している。主要業績に『多様性を読み解くために』(エスニック・マイノリティ研究会編、2020年)、“Japanese Mixed-Race Children in the Philippines, Then and Now!” (Immigration and Ethnic History Society Online, 2021)、などがある。シノドスやWashington Postにも寄稿している。