『「患者」の生成と変容〜日本における脊髄損傷医療の歴史的研究』著者 坂井めぐみさんインタビュー

日本における脊髄損傷医療の歴史的研究

晃洋書房 2019年



今回は2019年、晃洋書房より出版された『「患者」の生成と変容〜日本における脊髄損傷医療の歴史的研究』の著者坂井めぐみさんがゲストです。研究の背景やご自身の経験、さらにはご自身の出身である立命館大学先端総合学術研究科の環境に至るまで、この本の魅力を語っていただいています。インタビュアーは、以前、ご自身の著書も語っていただいたことのある藤本大士さんです。

【著作概要】
幕末期には、治ることのない身体として見放されていた脊髄損傷者は、戦後の軍事医療の一環で「患者」として扱われるようになり、その後リハビリを通した社会復帰が望まれるようになった。そして今、再生医療の進展により、脊髄損傷者に新たな視線が注がれている。社会情勢、医療制度、患者の生活などから「患者像」の変容を示した医療の歴史をたどる。


【著者:坂井めぐみ プロフィール】

2009年、立命館大学産業社会学部卒業。一般企業勤務を経て、2018年、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了、博士(学術)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専門は医学史。主要著作に、『「患者」の生成と変容:日本における脊髄損傷医療の歴史的研究』(晃洋書房、2019年)。共著に、​​『現代のバベルの塔:反オリンピック・反万博』(新教出版社、2020年)。


【インタビュアー:藤本大士 プロフィール】

2010年、早稲田大学人間科学部卒業(科学史・科学論)。2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(科学史・科学哲学)、博士(学術)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:京都大学大学院教育学研究科)。専門は近代日本医学史。主要著作に『医学とキリスト教:日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)。